1980年代から、ほぼ毎年ヨーロッパを中心に古代ローマの遺構に足を運んでいます。
古代ローマの足跡は非常に広範囲で残っており、現地に訪れると書物からだけでは計り知れない歴史が、実感として伝わります。
コロナ禍になってから、今の所は海外へ行けないままの数年が過ぎました。
ここでは、20年以上前のフィルムで撮影した写真や数年前の写真を織り交ぜてお見せします。
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本村凌二(Motomura Ryoji) [西洋史家 東京大学名誉教授]
2026.05.22 更新
ライフワークの出版が昨年末で終わった。今は次の仕事に色々と取り掛かっている最中である。その中に、馬の件もあり過去の写真なども眺めているところである。 この写真は、パリのロンシャン競馬場にある馬の像だ。大幅に改修された2018年、凱旋門賞を見るために行った時、あまりにも金ピカすぎて驚いたのは記憶に新しいのだが、もう7年以上も前のことになるのか。今年も日本馬が複数頭参戦するはずだが、1着になる姿をテレビ越しで良いから見たいものだ。

2026.01.23 更新
コロナ禍からヨーロッパに行かないまま何年も過ぎてしまった。毎年のように行っていたことが今となっては随分遠いことに感じる。
古代ローマの遺跡にも行っていたが、研究の拠点としてロンドンに滞在して大英博物館近くの図書館を利用していた。その図書館は資料の豊富さと書籍の管理の素晴らしさで非常に使いやすい施設である。
気分転換やランチ目的で大英博物館にも頻繁に足を運んだ。
食後の短い時間に、いくつか展示を見て図書館に戻る。そして執筆や調べ物をする毎日は仕事に集中できる贅沢な時間であった。
今年は午年なので、スナップから大英博物館内の馬を少し取り上げておこう。
2025.10.20 更新
ロンドンから日帰りでバースに向かった日、あいにく天候はすっきりしていなかった。 途中のパブで昼食をとり、博物館になっているローマン・バスを見学してから、クレッセントに向かった。 名前の通り、三日月を思わせる形状の美しい建物である。
建物前に多くの車が停まっていなければ、18世紀にタイムスリップしてしまいそうな光景である。 バースのランドマークでもあるこの場所は、集合住宅とホテルになっているようだ。 中には入らず、周囲を散策するにとどめて、ゆっくりと駅方向に向かった。 写真の空模様が物語るように、途中で雨が降ってきたのだった。
2025.09.17 更新
コロナ禍以降、自分のライフワークの執筆や体調のこともあり、毎年足を運んでいたロンドンにも行けないままだ。 そこで、最後にロンドンに行った時の写真を眺めている。
古代ローマの影響は、言うまでもなく広範囲であり、大英帝国にも数多くのローマが残っている。 ロンドンから、電車で日帰りできる範囲にあるバース。名前でも想像つくように温泉が出ている。ローマ浴場跡の一帯は世界文化遺産にも登録されており、イギリスでも有数の観光地である。
写真は、現在は博物館になっているローマン・バスである。この他、屋内にも風呂や施設が残っている。 ここで、大昔はラテン語が飛び交っていたのだろうなあ、などと想像するのであった。
2025.05.07 更新
インスタグラムのアカウントでは、このところチュニジアの写真を公開している。
北アフリカにあるチュニジアは、ローマ史を研究してきた自分にとって、重要で魅力あふれる場所である。
2009年のこと、東京大学に所属している教え子たちと行ったこの地で、旅程の前半に足を骨折してしまい、病院に入院した。
まさかの、うっかりした怪我である。
心細いやら情けないやら、当時のさまざまなことを思い出す。
現地の言葉による治療に関する説明も十分理解したとも思えないまま、その後はギブスと松葉杖で動ける範囲を回った。もちろん、同行者たちにも迷惑と心配をかけた。
モダンジャズの名曲「チュニジアの夜」を聴くと、今でもふとあの病院で不安だった記憶がよぎるのだった。






