長編劇映画『モロカイ・バウンド』が、10月17日(金)より恵比寿ガーデンシネマほかにて、劇場公開します。

この映画は、ネイティブ・ハワイアン×沖縄にルーツを持つアリカ・テンガン監督による
ネイティブ・ハワイアンの親子の絆を描いた物語です。
本作は、『第44回ハワイ国際映画祭』〈最優秀メイド・イン・ハワイ長編劇映画賞〉〈新人監督賞〉受賞しました。
どんな映画か、今から気になります。
以下はプレスリリースの情報です。
不器用で、努力家の父親たちへ捧ぐ
『モロカイ・バウンド』は、ネイティブ・ハワイアンであり、沖縄にもルーツを持つアリカ・テンガン監督による長編劇映画2作目となる。沖縄ハワイ移民125周年の節目となる今年、日本での劇場公開が決定した。本作は、第44回ハワイ国際映画祭では最優秀メイド・イン・ハワイ長編劇映画賞、新人監督賞にあたるカウ・カ・ホク賞の2部門を受賞。ジャパンプレミアとなった第2回Cinema at Sea -沖縄環太平洋国際映画祭では、太平洋島嶼特別賞を受賞した。
カイノアを演じたホールデン・マンドリアル=サントスをはじめ、監督と共にハワイで育った友人をキャストに起用。現代ハワイを生きるネイティブ・ハワイアンだからこそ描くことが出来る、ハワイの現在と、時代を越えて繋がってきたハワイアンの魂を描き出した。
STORY
ハワイの中でも観光地化されておらず、手つかずの自然が残るモロカイ島。モロカイを出て、オアフ島で暮らすネイティブ・ハワイアンのカイノアは、とある事情で服役後、仮釈放される。「前科者」というレッテルに苦しみながら、カイノアは疎遠になっていた息子のジョナサンとの繋がりと、先住民としてのアイデンティティを取り戻すため、険しい道を歩み始める。




監督プロフィール
アリカ・テンガン
沖縄にルーツを持ち、ハワイで育ったアリカ・テンガンは、映画に登場する風景が自分や友人たちが生きる世界を反映していないと感じていた。まだ語られていない魅力的な視点があることを直感的に悟り、ハワイ大学で映画を学んだ。親友ナズ・カワカミと共に脚本を担当し、主役を演じた初長編映画『Every Day in Kaimuki』が、ネイティブ・ハワイアンが監督した長編劇映画として、サンダンス映画祭で初上映された。また、短編映画『Moloka'i Bound』は、2019年のトロントImagineNATIVE映画祭で最優秀ライブアクション短編映画賞を受賞し、オスカーの候補に挙げられた。テンガンは『モロカイ・バウンド』を長編映画の脚本にし、アヴァ・デュヴァーネイの会社「Array」とGoogle、Significant Productionsの支援を受け、助成金を獲得。同作は第50回シアトル国際映画祭でワールドプレミアを迎える。
監督:アリカ・テンガン コメント
Aloha mai kākou(みなさん、こんにちは)。『モロカイ・バウンド』の脚本・監督を務めたアリカ・テンガンです。映画祭以外の場で初めて本作を体験するのが日本の観客の皆さんであることに、心から興奮しています。この作品は、ぜひ大きなスクリーンで観ていただきたいと強く思っています。
私自身、日本の血を引いていることもあり、日本でこの物語を届けられることに大きな誇りと喜びを感じています。本作はネイティブ・ハワイアンの家族の物語ですが、現代における土地やルーツとのつながりを求める葛藤は、多くの方が共感できるものだと思います。 日本とハワイのつながりは世代を超えて続いており、多くの人々が互いの土地を訪れ、親しみを感じています。『モロカイ・バウンド』を通して、ハワイという特別な場所とそこに生きる人々への理解と敬意が、より深まることを願っています。
プロデューサー:ニーナ・ヤン・ボンジョヴィ & フォレスト・ウィテカー コメント
「アリカの第2作目となる長編映画『モロカイ・バウンド』をサポートし、ネイティブ・ハワイアンの視点から紡がれる彼の映画作りを目の当たりにすることは、とても啓発的な体験でした。このような、文化的に独自でありながら、誰もが共感できる父と息子の物語──それこそが、物語の本質を示す“北極星”のような存在です。私たちはアリカが描く映画の旅の一部でいられることを誇りに思います。」
2024/112分/アメリカ/英語、ピジン語、ハワイ語/原題:Molokaʻi Bound/配給・宣伝:ムーリンプロダクション
監督・脚本:アリカ・テンガン 出演:ホールデン・マンドリアル=サントス、アキレス・ホルト、カマラニ・カペリエラ、カレナ・シャーリーン、アーイナ・パイカイ、レイシー=リー・カヘアラニ・モラレ、ハレ・ナトア、モキハナ・パレカ=ジャクソン、カヴィカ・カヒアポ 音楽:ロジャー・スエン 衣装デザイン:ジェイド・アレクシス・リュウサキ 編集:カリ・カサシマ プロダクションデザイン:モアナ・ホム 撮影監督:チャピン・ホール プロデューサー:ジェシー・オディオ、アリカ・テンガン、チャピン・ホール、ニーナ・ヤン・ボンジョヴィ、フォレスト・ウィテカー 共同プロデューサー:マシュー・デクニーフ、サラ・ヒサエ、ミキアラ・ペスカイア、ジャスティン・ア・チョン
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