団塚唯我監替の長編デビュー作『みはらし世代』がいよいよ公開です。
本作は、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少の26歳で選出された作品です。
主役は2023年後期NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で、主人公・鈴子の弟役として俳優デビューした黒崎煌代。『さよなら ほやマン』(23)で映画デビューも果たし、第33回日本映画批評家大賞新人男優賞(南俊子賞)を受賞するなど、注目される若手俳優です。
父親役には遠藤憲一、母親役に井川遥、姉役に木竜麻生という気になる顔ぶれで、観る前から期待が膨らむキャスティングです。
主人公の青年・蓮と、結婚を控え将来について悩む姉。そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父。渋谷の街を舞台に、関係をふたたび見つめ直そうとする彼らを描く本作は、普遍的な家族の風景から、都市の再開発がもたらす影響までを繊細に描き出しています。新人監督の瑞々しい感性による新しいスタイルの日本映画の誕生を、劇場で体感してください。