お馴染みキャラクターのちいかわが、一枚のチラシに導かれて仲間たちと島に行く。
草むしり検定の勉強道具を持参しながらも、島での歓迎ムードや仲間たちとのバカンスにちいかわはご機嫌だ。
しかし、その島では島民が行方不明になっており、人魚の親分みたいなセイレーンがその原因らしい。ちいかわ達に、セイレーンの討伐を頼む島民たち。そして、巻き込まれていくちいかわと仲間たち。
それぞれの立場での正義を考えると、セイレーンの心も切なく、怒りもごもっともである。そして、友なのかパートナーなのか、島民のヒトハとフタバの行ってしまったことも理解できる。
子供向けの映画だと気楽に観ると、気持ちをさらわれる。
セイレーンは、自分の復讐を遂げるのか。
そして、復讐した後には何が残るだろうか。
ちいかわは、知ってしまった事実を親友のハチワレに告げるだろうか。
セイレーンが去った島は、平穏になるのだろうか。
映画の中で何度か歌われる「今日の日はさようなら」が素直に明るくて、それぞれの立場での対極にある暗い影を際立たせるのにも役立っていた。
島でお店をやっている島二郎のキャラが、正義の味方的なヒーローキャラで、これだけでは終わらないと匂っている。
夏休み真っ最中である映画館の座席は、半分以上が小学生以下のようで、子供たちはどんな風に感じたのかなあと聞いてみたくなった。
生きる上では勧善懲悪は難しいよね、と子供にもわかったんじゃないかなと思うけど。
2026.8.5(M)





